日本海に浮かぶ島、新潟県・佐渡島。天然記念物のトキと金山で知られる地です。訪れた9月、こうべを垂れ始めた稲が、島のあちこちで鮮やかな黄色の絨毯を広げていました。
「稲が育ったから見えにくいけど、トキが稲の中によく紛れているんですよ」と、地元の方が教えてくれました。
佐渡では、トキが棲める生態系を保とうと、「生きものを育む農法」に地域で取り組んでいます。たとえば、農薬や化学肥料を減らしたり、冬の間、田んぼに水を張って年間を通して生き物が暮らせる環境にしたり、田んぼと水路をつなぐ魚道を作ったり。
そのような取り組みが評価され、2011年、佐渡は日本で初めて世界農業遺産に認定されました。優しい口当たりで、もちっとした粘りと甘みのある佐渡のお米は、食味ランキングで「魚沼」と並ぶ最高ランクの“特A”の評価を得ています。
地元の方に、いつもどこでお米を買うのかお聞きすると、「農家さんから直接買う」と、ほとんどの方がおっしゃいます。「いいお米は、島の外にはなかなか出ない」とも。
そんな貴重な佐渡産のお米を、今回、少量ですが、代々、農業を営んでいる浜岡英雄さんから特別に分けていただけることになりました。
浜岡さんの田んぼは、山々に囲まれた中山間地にあります。
「平野よりも作業効率や水回りは悪いですが、朝夕の大きな寒暖差や、山から流れ出る綺麗な水が、より美味しいお米を育んでいると思います」と浜岡さん。
夏でも涼しい気候から、稲のみのりの期間が長くなり、じっくりと登熟した美味しいお米になるのだそうです。ぜひ、この機会に、佐渡のお米を召し上がってみてください。
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