漆師・中野知昭さんの漆器

この夏、福井に行きました。福井県は、越前漆器の産地ですから、漆にちなむ作家さんを訪ねたのでした。


今回は、漆の作家の中野さんや、もともと木地師で、そのスキルを生かしてサボテンなどの多肉植物にぴったりのポットを作っている酒井さんらの作業場とギャラリーに伺いました。



私たちが伺った越前漆器のミニ知識をちょっと。越前漆器は福井県鯖江市周辺で作られている漆器の総称です。歴史は古く、1500年ほど前から始まり、今では、塗師屋という親方衆が中心となって、木地師や細工師などと分業制で仕事をしています。今では、業務用の漆器の80%はここ越前漆器で作られているそうで、漆器の一大産地となっています。



中野さんのギャラリー兼工房はすっきりした空間でした。ご夫婦でお仕事をされている工房はきちんと管理され、几帳面なお人柄がうかがえます。ギャラリーの方へ案内していただきました。ギャラリー内は壁一面にぐるりと、赤と黒の漆器が整然と並んでいます。



お椀だけでも数種類の大きさ、デザインがありました。どれも使い勝手が良さそうで、美しい形と色合いです。大ぶりのお椀は、汁物もいいですし、小丼のように使ってもきれいです。



最大の魅力は、しっとりした上品な光沢と肌合い。特に、魅了されたのは、深い赤のうるみのお椀でした。汁物以外にどんなお料理を盛っても、受け入れてくれそうな懐の深さが魅力です。



そして、見たことのないフォルムの台皿に目をひかれました。この台皿は、毎年新しいチャレンジを試みると決めて作り出された形。何かを載せなくても、オブジェとして美しい不思議な存在感に満ちています。



星付きレストランのシェフや料理人の人たちも好きそうなアヴァンギャルドな形態でもあります。素人の私たちでも、チョコレートやちょっとしたオードブル、お刺身、小さな手まり寿司などを盛ったら素敵そうです。



漆はJAPAN(ジャパン)とも呼ばれる日本が誇る工芸です。いい漆器は、手に持った感じ、口で触る感触、目にも美しくて、気持ちを豊かにしてくれます。



ぜひ、一つずつお気に入りを見つけて、愛用していただきたいと思います。

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中野知昭プロフィール

1975年 福井県鯖江市河和田町生まれ

1995年 国立福井工業高等専門学校卒業

1995年 建設コンサルタント会社入社

1996年 父の病を機に家業を継ぐ 父に師事

2017年 現在 福井県鯖江市にて制作活動

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「はな組」とは、編集者・博多玲子と、ライター・名須川ミサコの2人で始めた地方活性応援ユニット。地方の魅力を伝えるべく全国各地をまわり、“ニッポンのお宝” と言える美味や手仕事を発掘。それらをイベントやホームページ、ECコンテンツなどで伝えています。

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