予約の取れない料理教室を主宰する小堀紀代美さん。カフェ&レストラン経営からの人気料理家へ(前編)


◆今、一番注目の新進料理家

小堀紀代美さんは、今、予約の取れない料理教室「ライクライクキッチン」を主宰している料理家さん。雑誌やTV番組でももちろん大人気で、最近活躍している新進料理家の中でも群を抜いていると思います。教室は月15~6日やっているそうですが、ウェイティングの生徒さんが多いため、最近では同じメニューを3ヶ月続けてやることにしたそうです。すごい!



近著「予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン おいしい!の作り方」(主婦の友社)は、発売1ヶ月ですでに3刷り。Amazonランキングのカフェ・料理の基礎の2部門で堂々の売上げ第1位だそうです。(2019年1月)




本には、6年分のレッスンメニュー85品、実際に教室で作ったものを、ていねいに紹介しています。たとえば、「焼きロールキャベツのレッスン」は、焼きロールキャベツ、パプリカのロースト、ブロッコリーとアンチョビのパスタ、きのこのローストというメニュー仕立てになっていて、洋風のごはんを食べたいな、という時にそっくりそのまま作ってバランスのいい構成になっています。




◆人の集まる居心地のいい店を作ることから始まった

小堀さんが最初にメディアに露出したのは、「マリソル」という女性誌のインテリアの連載でお願いしたページだったと思います。



北欧のヴィンテージの椅子の選び方、チェストの上のもののおき方、本棚にたくさん並んだ洋書の並べ方など、どれもセンスよくて居心地のいいインテリアでした。その頃は、料理の仕事はしていなくて、いろいろな料理教室に通い、おいしいレストランやカフェを巡り、人を呼んではおいしいお料理をふるまう、プチマダム(若かったから)でした。



もともと料理好きでしたが30代半ばから3年間くらい集中して学んだのと、たくさん食べ歩きをして独学で料理をマスターしたそうです。「マリソル」では、インテリアの連載からおいしい手土産の連載までお願いし、時々、小堀さんの作ったごはんをいただく機会もありました。そのどれもが気取らず、でもどこか一味違っていておいしかった、それはとても印象に残っています。



その後、センスのよい空間を作りたい、人の集まる場所を作りたい、と渋谷区富ヶ谷にカフェ「ライクライクキッチン」をオープン。お店のテーマは手作り感のある、大人が来て楽しめるアットホームなカフェ。外国の店にあるような肩の力が抜けた居心地のよさを目指しました。



オープンのために買った什器はあまりなく、もともと持っていたヴィンテージ家具や少しずつ集めた同じくヴィンテージの白いお皿、カトラリーなど、愛用のものたちを使ったのも、知り合いのお家にいる感覚でよかったのかもしれません。そんなセンスのよいカフェは媒体の取材対象として、またたく間に人気になり、スタイリストや編集者たちの溜まり場になりました。(つづく)

文/博多玲子

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